2025年 一文字「悌」
みなさん明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶をさせていただきますとともに、ケイメイグループの職員とご家族の皆様方にとって今年が良い年であることを心より祈念いたします。
昨年は元旦から大きな地震に見舞われ能登半島に甚大な被害をもたらしました。宮崎も数年ぶりに大きな地震に見舞われ大きな被害を受け、さらに台風による突風・竜巻・水害による甚大な災害。猛暑による農作物の不作に起因する食材の不足や物価高。またライフラインであるエネルギー価格の上昇など私たちの生活・企業を取り巻く環境はこれまでにない厳しい状況下にあります。私たちが営んでいる医療や福祉という業種は、物価の変動に応じて対価を自由に決めることは出来ません。しかしこの厳しい状況のもとでも私たちは患者様・利用して下さる皆様に対して変わらぬサービスを提供していかなければなりません。そのためにはサービスの質を落とさない業務の効率化や、必要エネルギーの無駄をなくすための効率化など今年取り組んでいかなければならない課題は多くあります。
しかしながら一番大切なことはいつも通り、変わることなく皆様方の高い志に従って患者様・利用者様のために行動することが一番大切なことです。どうか今年も引き続き強い「志」を継続していただきますようお願いします。
今年のケイメイグループ理念の一文字は「悌」(てい)とさせていただきました。
悌とは「年長者に従順なこと」だけではなく兄弟の仲が良いことを表したり、長幼の序にあっても「やわらぎ喜ぶこと」という意味があります。組織やチームにおいては必ずリーダーと部下、先輩と後輩といった関係性が必要になります。これはどちらが上でどちらが偉いとかの関係ではなく、リーダーはその職責と権限があり、部下にはその職務を全うする義務があり、上司・部下共に「悌」の心が大切になってきます。部下は素直に上司の指示に従わなければなりませんが、上司は決して自分が偉いのではありません。上司という「職責」を全うするために部下に指示を出す。そこに相手を敬する心がなければ上司と部下の良い関係を構築することは難しいでしょう。
どうか今年1年は「悌」の心を持って業務に当たっていただければと思います。今年1年の皆様方の健康とご多幸を祈念し新年のご挨拶とさせていただきます。
令和7年1月4日
ケイメイグループ
統括本部長 土屋広明